知床の地魚ブログ

「和の復権」

知床の地魚ブログ 銘酒の四方山話

「和の復権」

近年「和風回帰」がとりざたされております。不況下における、価格破壊によって生産コストの低い輸入物が増え、その信頼度が一抹の不安を導く結果となってしまいました。それとも生産現場と消費の場面の距離があまりにも遠ざかったのが原因なのかは計り知れません。「地産地消費」もその現れで、消費者はより身近でかつ確かな食に対する情報を欲っしているように思えます。酒の業界も味と価格の二極化の方向に分かれてきました。デフレ下の価格破壊による、価値そのものが失われた中、地方の蔵元は良質で確かな酒づくりを続けております。また日本、地方で作られたものを大切にする指向は少しずつではありますが広がっております。清酒に限らず、地元でとれた海の幸、山の幸を堪能する喜び、そしてそれを昔ながらの知恵でおいしく食する事、さらにはそれらを次代に伝承する、そのネットワークが「和」の復権につながってゆくのではないかと切望いたします。混迷を深め、極めて厳しい状況の中ではありますが、「和」=「地域」=「生活文化」の指向回帰が、日本人のひとつの自信につながり自らの地域の生活文化を楽しむ事が、その価値を高める事につながり、それが地域の活性化の一助につながる事を期待しております。